09 March 2022
specespaceクリエーティブディレクターより32
弊社は今春の新作展示会に出展予定です。実に2年ぶりの展示会出展になります。この2年間は取扱店様に訪問も出来ていない状況でしたので、対面での商品説明は久方ぶりになります。
現時点で1日あたりのコロナ感染者数も極端に減っているわけではないので、中止や延期になる可能性もありますし、来場を控える取扱店様もいることでしょう。どのような展示会になるかは未知数ですが準備は万全にしていきたいと思います。
一方で今現在、鯖江の眼鏡工場が混み過ぎて、商品があがってきません。いつも以上に納期が延びています。リーマンショック以降、鯖江の眼鏡関連企業が減少傾向にありました。コロナの影響で生産キャパを縮小したところに、米国を中心とした海外ブランドからの注文が急激に入ってきたため、製造工場や部品メーカーはフル稼働となりました。
金属のメガネに施される「めっき」にはパラジウムを使うことが多いですが、ここ最近の価格高騰が鯖江の眼鏡製造にも影響しています。このパラジウムはロシアからの供給が多く、現在のウクライナ危機により再び価格高騰に繋がるのではないかと不安要素が多く見受けられます。
2022年は今なお続くコロナの影響、とくに商品の完成が遅れるといった問題に悩まされそうです。我々は不安定な世界情勢を見守りながら、新型を出来るだけ早くお届けできるように動きたいと思います。