spec espace クリエーティブディレクターより11

17 September 2020

spec espace クリエーティブディレクターより11

SHARE ON

今年の夏も暑かったですね。特にマスクをつけることを余儀なくされたことで、暑さもひとしおでした。

さて、怪談は夏の風物詩のひとつですが、『一つ目小僧』は日本の代表的な妖怪として広く知られています。鍛治、製鉄に従事する者が祀る神様が「一つ目」であることが多く、一つ目小僧の発生はこの製鉄の神様との関連があるようです。

製鉄従事者、鍛冶職人は鉄の溶解を確認するため、炉の中を片目で覗き込んでいました。その作業を長く続けていたため、火の粉や熱で目を潰したということから、祀られる神様も一つ目として具象化された説もあります。

「一つ目小僧」の誕生の背景にあった製鉄、鍛治の炉を覗く作業ですが、専用の眼鏡やゴーグルがあれば、そんな妖怪は出現しなかったかもしれません。職種によっては「目」を脅かす作業も考えられるので、十分配慮して眼鏡等で守る必要があるということなのです。

SHARE ON

RECOMMENDED ARTICLES

オプトデュオのクリエイティビティを支えるクラフトマンたち
~染色職人~

30 April 2020

spec espaceクリエーティブディレクターより21

30 May 2021

レンズのお話。第1回「スマホ需要と遠近両用レンズ」

18 May 2023

spec espace クリエーティブディレクターより12

06 October 2020

リニューアルに向けた休止のお知らせ

21 June 2023

specespaceクリエーティブディレクターより⑧

30 June 2020