15 October 2020
spec espace クリエーティブディレクターより13
秋は台風が日本を襲来することもしばしば、時には甚大な被害を与えます。そんな台風にも「目」があることはご承知の通り、台風眼(たいふうがん)とも言われ文字通り「目」です。
台風の中央、雲の渦巻きの中心部にできる、雲のない空洞部分のことを指します。目がはっきりとしている台風は勢力が強いため、注意が必要です。しかし、目の部分は雨や風がほとんどなく、青空が見える穏やかな状態です。
慣用句にも「台風の目」という言葉があります。実際の目のように穏やかな様子ではなく、波乱を起こす比喩として使われています。慣用句としては「目」の周りの暴風雨に重点が置かれており、周りに大きな影響をもたらす、その中心という意味で「台風の目」は使われています。
話は逸れましたが、「台風の目」の周辺は暴風雨で甚大な被害をもたらします。2018年の西日本や2019年の東日本の被害状況は記憶に新しいものでした。台風をはじめとする災害ではメガネは忘れてはならない避難時の道具として挙げられます。よく見えなければ安全が保たれず、逃げ遅れる可能性があります。
9月に私が住んでいる福井でも震度5強の地震がありました。過去の災害・震災では、慌てて避難したためメガネが無く、困った人が大勢いたと報道されていました。災害時に備えて見えやすく快適なかけ心地のメガネを準備しておく必要があります。
普段お使いのメガネと同じ度数のものを避難袋などに用意しておくことが好ましいでしょう。避難所での生活に備えてストレスの掛からない、快適に見えるメガネを準備しておくことがベストです。いつの時も非常に備えて予備のメガネはお持ちください。