21 March 2022
specespaceクリエーティブディレクターより33
1月からspecespace styleで「田中眼鏡本舗」の店主・田中さんとの対談が掲載されています。私と田中さんとはかれこれ20年以上のお付き合いになり、「スペックエスパス」や「エイチフュージョン」もブランド立ち上げ当初から扱っていただいております。
田中さんが福井に来られた理由や弊社とどのようにお付き合いが始まったかは、対談記事に載っていますが、私がメガネ業界に入ってから様々な相談にのっていただきました。お店が近隣の福井市にあるため、私だけでなく他のスタッフたちも納品や営業など、頻繁に訪れて色々話をします。「かけごこち」や「調整」など一般ユーザーさんとの接点が多い田中さんの視点でアドバイスを頂くこともあります。
メガネの知識だけではなく、車やバイク、70年代80年代のファッション、カルチャーなど色んなことに詳しい方です。少し前に70年代に流行していたサングラスに関して資料を探していたら、田中さんはそれらに関連する本や雑誌など沢山持っていました。
普段の格好や会話の端々に田中さんの趣味性が表れることがありますが、私が見たいと思っていた70年代に発売された雑誌の創刊号や、絶版になっている米国文化の本など、「持っているだろうな」と思っていたものをズバリ持っているのです。
その造詣の深さが眼鏡屋さんとしても体現されていて、検眼や調整などの知識、技術が備わっています。またお店のスタイルや雰囲気も長年変わっていません。だからこそ、多くのお客さんに深く信頼されているのではないでしょうか。
県外から来られる方も少なくないとのことです。機会がありましたら、ぜひ田中さんに会いに行ってみてください。